アオイとレモンじるのひみつのメッセージ
対象年齢 6〜8歳
アオイのたんていの相棒が、まっしろな紙をわたしてきました。アオイは、その紙がほんとうは空っぽじゃないわけを見つけて、あしあとが消えてしまう前に、ひみつをあたため出さなくてはなりません。

「とくべつ配達でーす!」ミクはそう言って、おりたたんだ紙をブリキのポストの口からするりと入れました。アオイはそっと紙をひらきました。そばかすのある指で、おり目をていねいにのばします。まっしろ。ほんとうに、まっしろです。「これだけ?」とアオイはききました。ミクは丸いめがねをなおして、にやりと笑いました。「もっとよく見てごらんよ、名たんてい!」
クラブハウスにもどると、アオイは紙をまどにかざしました。なにもありません。線も、よごれも、指のあともありません。「ほんとうにただの白い紙なのかな」と、アオイは白い紙をじっと見つめて、ぶつぶつ言いました。
ミクは木のてがかりばこを、トントンとたたきました。「先週のてがかりに、レモンが出てきたでしょう? この紙にも、ひみつがあるのかも。」アオイの目がかがやきました。「かくれたメッセージだ……。目に見えないもので書いてあるんだね!」


