ミオと ヒーローさがし
対象年齢 6〜8歳
にぎやかな まちの いちにち、ミオは ほんもののヒーローの ひみつを さがしに でかけて、それが ずっと じぶんの なかに あったことを みつけます。

ミオは スーパーヒーローが だいすきでした。マントも、ふしぎな ちからも、きらきら かがやく ぜんぶが だいすきだったのです。あるはれた どようびの あさ、ミオは ミロに ききました。「ねえ、ミロ。ヒーローって、ほんとうは どんな ひとのこと?」ミロは かたを すくめました。「さあね。さがしに いこうよ。」ミオは ノートを つかみました。きょうは ヒーローさがしの ひに しよう、と ミオは きめました。でも、どこから はじめれば いいのかな?
かどの スーパーの ちゅうしゃじょうに、ふるい カートが ななめに すてて ありました。コートを きた おんなのひとが、じぶんの カートを きちんと もとの ばしょへ もどしました。「それだ! あのひと、ほんとうは おかねもちか ゆうめいじんなんだよ!」と ミオは いいました。ミロは わらいました。「それか、ただ やさしい ひとなのかも?」ミオは まだ なっとく できません。そんなに かんたんな ことなのかな?
「ヒーローには、わたしたちに みえない ちからが あるのかも」と、ミオは ささやきながら、ミロと いっしょに マンションの ロビーに はいりました。ちょうど そのとき、ひとりの おとこのひとが うでを のばして、ぐらぐらする エレベーターの とびらを おさえました。おおきな はこを もった おとこのこの ためです。「わあ」と ミオは いきを のみました。「いまの、ちからもち?」「ちがうよ」と ミロ。「ちょうど いい タイミングだっただけさ。」


