ミオと ベルみなとの あらし
対象年齢 6〜8歳
えいせいの がめんに うずまく くもが うつったとき、わかい よほうしミオは、あらしが うみの みずを まちに おしよせさせる まえに、空の ひみつの しるしを よみとき、うみべの まちに しらせなければ なりません。

まいしゅう どようび、ミオは ふるい とうだいの らせんかいだんを のぼって、みなとの てんきよほうし、しんじに あいに いきます。「きょうは あらしが くる?」と、ぎんいろの てんきスキャナーを コンコンと たたいて ききました。「そらを みて、しるしを しんじる」と、ミオは おきにいりの ことばを つぶやきました。「えいせいの しゃしんを みてみよう」と、しんじは かべいっぱいの ひかる がめんの スイッチを いれました。はるか おきの うえで、しろい くもの うずが ねむそうな ねこのように まるまっています。
「あの うずは ねったいていきあつ、つまり ねったいの あらしなんだ」と、しんじが おしえてくれます。「うちゅうの ずっと たかいところにある えいせいが、くもの しゃしんを なんぷんかごとに とるんだ。そらの カメラみたいにね」。ミオは ティールいろの ジャケットを きて、がめんに かおを ちかづけました。まどから しおの かおりの する あさの かぜが ふいてきます。うずは だんだん しろく、こく なっていきます。「おおきく なってる」と、ミオは ささやきました。そとで ペッパーが するどく ギャーッと ないて、はねを ふくらませました。
「えいせいは くもを みせてくれる。でも あらしの なかで まわっている かぜを みるには、ちじょうの レーダーも いるんだ」と、しんじは いいました。コンソールの うしろに まわって、ふたつめの がめんに きりかえます。にじいろの かざぐるまみたいに、いろが ぐるぐる うずまいています。「これが ドップラーレーダー。ここに いながら、かぜの おとを ききとれるんだよ」。


