リンと ささやく そらの ひみつ

対象年齢 6〜8歳

さばくの あさ、リンは おおきな でんぱ ぼうえんきょうで 一にち かんとくに なって、三十だいの パラボラを ひとつの おおきな みみに そろえる ことを まなびます。そして うらにわに ちいさな ぼうえんきょうを つくり、ほんものの よほうしが たいようの あらしを よむ てだすけを します。

「リンと ささやく そらの ひみつ」の表紙

リンは バンから おりて、ひろい さばくの あさに たちました。ブーツが、しろっぽい すなを ザクザク ふみます。三十だいの おおきな しろい パラボラが、ながい カーブを えがいて ならんでいます。しんと しずかに、じっと まっていました。「きょうは、リンが かんとくよ」と、アルバレス はかせが にっこり いいました。「よく みみを すませてね。そうすれば、そらが こたえてくれるわ」。リンの むねが、うれしく ぴょんと はねました。三十この おおきな みみを、ほんとうに ひとつに できるのかな。

せいぎょしつの なかでは、がめんに なみの せんが ちかちか ひかっています。「でんぱは、めに みえない さざなみなの」と、アルバレス はかせが いいました。「みみで きこえる おとよりも、ずっと とおくまで とどく おとのようなものよ」。リンが ボタンを おすと、ブーン。ひとつの パラボラが めを さまして、ゆっくり むきを かえました。「ひとつだと、ささやきごえ。三十そろえば、さけびごえに なるの。よく みみを すませてね」。

「めあては、ちゅうせいしせいという ほしよ」と、アルバレス はかせが いいました。「ものすごい はやさで まわっていて、一びょうに いっかい、でんぱの ビームを ぴかっと だすの。しんぞうの どうきみたいに、きっちりとね」。リンは はっと しました。「ほしが まるごと、そんなふうに コチコチ いってるの?」「あなたの しんぞうより、もっと せいかくよ」と、はかせは わらいました。「その どうきを つかまえに いきましょう。よく みみを すませてね」。

「リンと ささやく そらの ひみつ」の 1 ページ「リンと ささやく そらの ひみつ」の 2 ページ「リンと ささやく そらの ひみつ」の 3 ページ

お子さまの名前と写真でつくる · ストーリーライブラリーを見る