レンとランタンのねがいごと
対象年齢 6〜8歳
お正月のまえの夜、レンは幸せをむかえる赤いランタンを手づくりしようと出かけます。けれど、道のとちゅうで、じぶんの道具をともだちとわけあうほど、光がもっとあかるくなることに気づきます。

冬の空気はひんやりとして、村はお正月の朝をむかえようとしていました。レンがかばんをあけると、とくべつなおくりものがはいっていました。赤い紙が一まいと、金色のふで。「きょうはね」と、レンはピップにそっとささやきました。「みんなのために光るランタンをつくるんだ。」
レンは石のふんすいのそばにすわって、紙をおりはじめました。これがなかなかたいへん!かどはきっちりと、はしはまっすぐにしなくてはいけません。ピップは鼻をぴくぴくさせながら、じっと見まもっています。「ひみつのだいさくせんだよ」と、レンは言いました。「村じゅうをてらす光なんだ!」
ちょうどそのとき、リスのサーシャがかけおりてきました。なんだかかなしそうです。冬のすをしっかりむすぶリボンが、なかったのです。レンは、じぶんの赤いシルクのリボンを見ました。ランタンの持ち手にするつもりでしたが、サーシャはとてもさむそうです。「はい」と、レンは言いました。「これをきみのおうちにつかって。」


